ふとした瞬間に髪の毛にガムがついてしまい、パニックになっていませんか?「もう切るしかない」とハサミを手にするのは、この記事を読んでからでも遅くありません。髪についたガムは、正しい知識と家庭にある身近なアイテムを使えば、髪の長さを変えることなく綺麗に取り除くことが可能です。
本記事では、美容家電のプロフェッショナルかつ毛髪の専門家としての視点から、オイルの化学的特性を利用した除去法や、温度コントロールによる物理的アプローチ、さらには除去後のダメージを受けた髪をドライヤーで修復するテクニックまでを網羅的に解説します。
2025年現在の最新ヘアケア理論に基づき、焦らず手順通りに進めることで、あなたの美しい髪を守り抜きましょう。
この記事のポイント
- ガムの油溶性を利用し食用油やヘアオイルで溶かす方法が最も効果的
- 氷で冷やして固める方法はオイルがない場合の応急処置として有効
- 直接ドライヤーの熱風を当てるとガムが溶けて広がるため厳禁
- 除去後のベタつきとダメージケアには正しいシャンプーと乾燥工程が必須
髪の毛のガムを切らずに取る科学的除去テクニック
- ガムの性質を逆手に取る油分を使った溶解メソッド
- ドライヤーで温めたタオルを活用する浸透促進テクニック
- 冷却効果でガムを脆くして砕く物理的アプローチ
- 絶対にやってはいけないNG行動と注意すべきポイント
ガムの性質を逆手に取る油分を使った溶解メソッド

髪の毛に絡みついたガムを無理やり引っ張って取ろうとすると、キューティクルが剥がれ落ち、深刻なダメージを負うだけでなく、さらに範囲を広げてしまう結果になります。ここで重要となるのが、ガムの主成分である「酢酸ビニル樹脂」などのガムベースが持つ「親油性(疎水性)」という化学的性質です。
ガムは水には溶けませんが、油には非常に溶けやすいという特性を持っています。例えば、チョコレートと一緒にガムを食べると、口の中でガムが溶けてなくなってしまう経験をしたことがあるかもしれません。
これはチョコレートに含まれるカカオバター(油分)がガムベースを溶解させるために起こる現象です。この化学的な性質を利用し、家庭にある「油分」を含ませることで、ガムの結合を緩め、髪の毛から滑り落ちやすくすることが、最も髪に優しい除去方法となります。
使用するオイルは、サラダ油やオリーブオイルといった食用油でも構いませんが、後の洗い流しやすさと髪への馴染みの良さを考慮すると、以下のオイルが推奨されます。
| オイルの種類 | 特徴と推奨理由 |
|---|---|
| クレンジングオイル | 水と混ざると乳化するため、除去後のシャンプーで最も洗い流しやすい。 |
| ヘアオイル | 髪への浸透が良く、ダメージケアも同時にできる。シリコン入りでも可。 |
| 食用油 | オリーブ油などは粘度が高く垂れにくい。常備されている確率が高い。 |
特にクレンジングオイルは、油分を水で乳化させて洗い流すように設計されているため、ガムを除去した後のシャンプーが格段に楽になり、ベタつきが残るリスクを最小限に抑えられます。
具体的な手順としては、まず他の髪を巻き込まないように、ガムがついた部分の毛束だけをクリップなどで分け取ります。そして、用意したオイルをガム本体と、ガムが付着している髪の根元から毛先にかけてたっぷりと塗布します。
この時、「少し多すぎるかな?」と思うくらいの量を使うのが成功のコツです。指の腹を使って優しく揉み込むようにして、ガムの内部まで油分を浸透させていきます。3分〜5分間ほどじっくり揉み込むと、硬かったガムが徐々に崩れ始め、ヌルヌルとした感触に変化し、粘着力が弱まってくるのを実感できるはずです。
最後に目の細かいコームを使い、毛先に向かって少しずつ梳かすことで、驚くほどスムーズに除去することができます。
ドライヤーで温めたタオルを活用する浸透促進テクニック

オイルを塗布して揉み込むだけでも十分な効果はありますが、頑固にこびりついたガムや、時間が経過して硬化してしまったガムの場合、もうひと手間加えることで除去効率を飛躍的に高めることができます。
それが、美容家電のスペシャリストとして推奨する「蒸しタオル」とドライヤーを活用した加温テクニックです。
化学反応や溶解作用は、温度が上がることで分子の運動が活発になり、促進される傾向にあります。これはガムの溶解も例外ではありません。しかし、ここで絶対に注意が必要なのは、ドライヤーの熱風を直接ガムに当ててはいけないという点です。直接熱を加えるとガムがドロドロに液状化し、網目のように周囲の健全な髪に絡みつき、被害を拡大させるリスクがあるからです。
正解は「間接的な加温」です。以下の手順で行ってください。
- 水で濡らして固く絞ったタオルを電子レンジ(500W〜600W)で1分程度温めるか、お湯に浸して絞り、ホットタオルを作ります。
- オイルをたっぷりと馴染ませた髪の毛を、このホットタオルで包み込みます。
- その上からドライヤーの温風を「弱(SET)」モードで、タオル全体が冷めないようにゆっくりと当てていきます。
- 目的: タオルの湿熱(スチーム効果)で髪のキューティクルを開き、オイルを深部まで浸透させる。
- 時間: 3分〜5分程度パックする。
- 効果: ガムベースが軟化し、髪との結合力が極限まで低下する。
このプロセスを経ることで、ガムベースが油分によって十分に軟化します。タオルを外した後は、再度指で優しく揉みほぐしてください。先ほどよりも格段にガムが崩れやすくなっているはずです。
この方法は、特に髪が長く、ガムが複雑に絡まってしまったケースにおいて、髪への物理的な負担(引っ張りによる断毛など)を最小限に抑えるための非常に有効なプロフェッショナルな手段です。
焦って力任せにするのではなく、熱と油の力を借りて「スルリ」と落とす感覚を意識してください。
冷却効果でガムを脆くして砕く物理的アプローチ

オイルがない場合や、外出先での緊急トラブル、あるいはガムが頭皮のすぐ近くについてしまいオイルを大量に使うことに抵抗がある場合に有効なのが「冷却法」です。物質は冷やすと分子の動きが鈍くなり、硬化するという物理法則を応用します。
ガムも同様に、冷やすことで粘着性を失い、プラスチックのようにカチカチに硬くなります。
粘着性がなくなれば、髪の毛への吸着力も失われるため、物理的に砕いて取り除くことが可能になります。具体的な方法としては、保冷剤や氷をビニール袋に入れたものを用意します。
ガムがついた部分の髪をサンドイッチするように挟み込み、冷やし続けます。保冷剤がない場合は、コールドスプレー(冷却スプレー)をタオルに吹き付けて当てる方法もありますが、凍傷を防ぐため頭皮に直接かからないよう注意が必要です。
数分間冷やし続けると、ガムが完全に凍ったような状態になります。この状態になったら、指先でガムをつまみ、パキパキと砕くようにして取り除いていきます。大きな塊を砕いた後、細かい破片が髪に残る場合がありますが、それらは目の細かいブラシやクシを使って払い落とします。

この方法にはいくつかの注意点と限界があります。まず、完全に凍らせないと中途半端に粘着力が残り、砕く際に髪を引っ張って痛みを伴う可能性があります。また、髪の毛自体も冷やすことで一時的に硬くなり、柔軟性が低下するため、無理にブラシを通すと切れ毛の原因になることがあります。
さらに、微細なガムの粒子が髪の凹凸に入り込んでしまっている場合、冷却法だけでは完全に取り切るのが難しいこともあります。
そのため、プロとしての推奨は、「まずは冷却法で大きな塊を取り除き、髪に残った細かいベタつきについては、少量のオイルを使って仕上げ拭き取りを行う」という手順です。これにより、オイルの使用量を減らしつつ、確実かつ安全にガムを除去することができます。
絶対にやってはいけないNG行動と注意すべきポイント


髪にガムがつくという非常事態においては、パニックになり誤った対処をしてしまいがちです。しかし、間違った方法は事態を悪化させ、最終的には「髪を切る」という選択肢しか残らなくなってしまいます。
美容のプロとして、これだけは避けてほしいNG行動を明確に提示します。
1. ドライヤーの熱風を直接ガムに当てる
前述の通り、これは最も避けるべき行為です。温めるとオイルの浸透は良くなりますが、オイル無しで単にガムに熱風を当てると、ガムは柔らかくなりすぎて液状化します。これが周囲の髪に網目のように広がり、除去の難易度を劇的に上げてしまいます。ドライヤーを使うなら、必ず「オイル+ホットタオル」の上から、あるいは除去後のケアとして使用してください。
2. 乾いた状態で無理やりクシを通す
ガムの粘着力は非常に強力です。無理に梳かすと、髪が根元から抜けたり、途中で千切れたりする物理的ダメージが避けられません。髪の主成分であるタンパク質(ケラチン)は、一度破壊されると自然治癒することはありません。必ずオイルという潤滑剤を使用し、摩擦係数を下げてから物理的な接触を行ってください。
3. 有機溶剤(除光液・ベンジン・シンナー)の使用
「何か溶かすもの」として、マニキュア用の除光液(アセトン)やベンジン、シンナーなどを思いつく方がいるかもしれません。確かにガムを溶かす力は強力ですが、これらは絶対に使用しないでください。
- 脱脂作用: 髪と頭皮に必要な油分と水分を一瞬で奪い去り、過乾燥を引き起こします。
- 皮膚トラブル: 頭皮に付着すると、かぶれや深刻な炎症(化学熱傷)の原因となります。
- 健康被害: 揮発性が高く、吸い込むと気分が悪くなるほか、目に入れば失明の危険すらあります。
髪と頭皮は非常にデリケートな組織です。必ず人体に使用しても安全な「食用油」や「化粧品登録されたオイル」を使用することを厳守してください。焦る気持ちを抑え、安全性が確立された方法を選択することが、美髪を守るための鉄則です。
ガム除去後の徹底ケアとドライヤーによる美髪修復術
- 残った油分と汚れを完全に取り除く二度洗い洗浄法
- ダメージを受けたキューティクルを補修するトリートメント
- 美髪を取り戻すための高機能ドライヤーの設定と乾かし方
- 次のトラブルを防ぐためのヘアケア習慣と予防策
残った油分と汚れを完全に取り除く二度洗い洗浄法


ガムが無事に取り除けたとしても、髪には大量のオイルと、目に見えない微細なガムのカスが付着しています。この状態を放置すると、油分が酸化して過酸化脂質となり、頭皮の炎症や嫌なニオイの原因となるほか、髪が重くなりスタイリングが決まらなくなります。
特に食用油を使用した場合は酸化しやすいため、迅速な洗浄が必要です。
ガム除去直後のシャンプーは、通常の洗髪とは異なる「クレンジング」を意識した以下の手順で行います。
ステップ1:乳化(エマルジョン)
いきなりお湯でジャージャーと流すのはNGです。まず、髪に残ったオイルに少量のぬるま湯を加え、指で馴染ませて白っぽくなるまで「乳化」させます。クレンジングオイルを使用した場合は特に簡単に乳化します。これにより、油分が水と混ざり合い、浮き上がりやすくなります。
ステップ2:念入りな予洗い
その後、たっぷりのぬるま湯(38℃前後が理想)で予洗いをしっかり行います。実はこの予洗いで汚れの8割は落ちると言われています。髪を擦るのではなく、お湯を頭皮に行き渡らせるイメージです。
ステップ3:二度洗い
シャンプーは原則として「二度洗い」を行います。
- 1回目: 髪の表面についた大量の油分とガムの残骸を落とすことが目的。泡立ちが悪くても気にせず、髪全体に洗剤を行き渡らせて一度流します。
- 2回目: 頭皮の汚れを落とし、髪を整えることが目的。ここでは指の腹を使って頭皮をマッサージするように丁寧に洗い、髪の摩擦を防ぎながら泡パックをするようなイメージで行います。
最後に、シャンプー剤が残らないよう、通常の倍の時間をかけて念入りにすすぎを行ってください。生え際や耳の後ろなどは残りやすいので注意が必要です。この徹底した洗浄プロセスが、後のトリートメント効果を最大化する土台となります。
ダメージを受けたキューティクルを補修するトリートメント


ガムの付着と除去作業は、どれほど丁寧に行ったとしても、髪の表面を覆うキューティクルに物理的な負担をかけています。キューティクルが毛羽立ったり剥がれたりしている状態では、髪内部の水分やタンパク質が流出しやすくなり、パサつきや枝毛の原因となります。
そのため、洗浄後は直ちに集中補修を行う必要があります。
使用するトリートメントは、髪の内部補修成分(加水分解ケラチン、アミノ酸、セラミドなど)と、表面保護成分(シリコーン、植物性オイルなど)がバランスよく配合されたものが理想的です。
特にガムがついていた部分には、トリートメントを重ね付けし、両手で挟んで優しくプレスするように浸透させます。この時、目の粗いコームで軽く梳かすと、成分が一本一本に行き渡りやすくなります。
さらに効果を高めるために、ここでも「蒸しタオル」が活躍します。トリートメントを塗布した状態で、お湯で温めたタオルをターバンのように巻き、5分〜10分程度放置します。
浴室内の蒸気とタオルの熱によってキューティクルが開き、補修成分が髪の深層部(コルテックス)まで浸透します。
美容室で行うシステムトリートメントも、加温して成分を浸透させる工程が一般的です。これを自宅で再現することで、ガム除去によるダメージを最小限に食い止め、むしろ以前より手触りの良い状態へと導くことも可能です。
最後に流す際は、ヌルつきがなくなるまで流しますが、しっとり感が残る程度に留め、完全に脱脂してしまわないようコントロールすることが、艶やかな仕上がりへの鍵となります。
美髪を取り戻すための高機能ドライヤーの設定と乾かし方


洗浄と補修が終わったら、いよいよドライヤーによる仕上げの工程です。濡れた髪はキューティクルが開いており、外部からの刺激に最も弱い状態です。自然乾燥は雑菌の繁殖や摩擦ダメージの原因となるため、必ずドライヤーで、しかも「速やかに」「適切に」乾かすことが鉄則です。
まず、タオルドライで水気を十分に取った後、洗い流さないトリートメント(アウトバスオイル)を毛先中心に塗布します。ドライヤーの風量は「強(TURBO)」に設定しますが、温度は髪に近づけすぎないよう注意し、根元を中心に風を送り込みます。
根元が生乾きだと雑菌が繁殖しやすいためです。
2025年現在の最新ドライヤーには、以下のような高機能が搭載されているモデルが多くあります。これらを積極的に活用しましょう。
- センシング機能: 髪の表面温度をAIやセンサーが検知し、熱くなりすぎないよう自動で温度をコントロールする機能。
- スカルプモード: 60℃程度の低温風で、地肌と髪を優しく乾かすモード。
- イオン機能: 静電気を抑制し、まとまりを良くする機能。
ガム除去後のデリケートな髪には、これらの温度制御機能を活用し、熱によるタンパク変性(髪が硬くなる現象)を防ぐことが重要です。
全体が8割程度乾いたら、風量を「弱(SET)」に落とし、手ぐしやロールブラシを使って髪の毛の流れを整えながら乾かします。そして、ここからがプロの技です。最後に必ず「冷風(COOL)」を髪全体に当ててください。温風で開いたキューティクルは、冷やすことで「引き締まる」性質があります。上から下へ、キューティクルの流れに沿って冷風を当てることで、表面が滑らかになり、光を反射する「天使の輪」のようなツヤが生まれます。また、スタイルを固定(ロック)する効果もあるため、除去作業で乱れた髪の形状を整える意味でも、冷風仕上げは必須の工程と言えます。
次のトラブルを防ぐためのヘアケア習慣と予防策


ガムが髪につくという事故は突発的なものですが、日頃のヘアケア習慣によって、万が一の際のダメージレベルを変えることができます。健康でキューティクルが整った髪は、表面が滑らかで異物が付着しにくく、仮にガムがついたとしても、除去する際の剥離性が高いため、ダメージを軽減できます。
逆に、乾燥してキューティクルが荒れた髪は、ガムが入り込みやすく、取るのも困難になります。
予防策としての基本は、日々の保湿です。シャンプー後のトリートメントはもちろん、ドライヤー前の保護オイルを習慣化し、髪の表面に擬似的なバリア(油膜)を常に張っておくことが大切です。
特に、お子様の髪にガムがつくケースが多く見られますが、これは遊びの中で予期せぬ動きをするためです。髪が長い場合は結んでおく、帽子をかぶるなどの物理的な対策も有効です。
さらに、ガムがついた際に「絶対に焦らない」というメンタル面の準備も予防策の一つです。今回ご紹介したように、オイルとドライヤー(温め用・仕上げ用)があれば、必ず解決できます。
この知識を持っているだけで、無理に引きちぎるという最悪の行動を防ぐことができます。ヘアケアとは、単に髪を洗うことだけではなく、こうしたトラブル対応力も含めたトータルマネジメントです。
今回の経験を糧に、より一層髪をいたわる意識を持つことで、結果的にトラブル前よりも美しい髪質を手に入れるきっかけにしていただければと思います。
総括:髪の毛にガムがついた緊急時は、オイルの溶解力とドライヤーのサポートで切らずに美髪を守り抜く
- ガムの主成分は油に溶けやすい性質を持つため、除去にはオイルが最適である
- 食用油でも代用可能だが、洗い流しやすいクレンジングオイルやヘアオイルが推奨される
- オイルを塗布した上からドライヤーで温めたタオルを巻くと、浸透と溶解が促進される
- 氷で冷やす方法は、ガムを硬化させて砕く物理的な除去手段として有効である
- ドライヤーの熱風を直接ガムに当てると、溶けて範囲が広がるため絶対に行ってはならない
- 除光液やシンナーなどの有機溶剤は、髪と頭皮に深刻なダメージを与えるため使用厳禁である
- ガム除去後は大量の油分が残るため、シャンプー前の乳化と二度洗いが必須となる
- 除去作業で摩擦ダメージを受けた髪には、集中トリートメントで内部補修を行う必要がある
- トリートメント中も蒸しタオルを活用することで、補修成分の浸透率を高められる
- ドライヤーでの乾燥時は、根元から乾かし、毛先は熱を与えすぎないよう注意する
- 最新ドライヤーの低温モードやセンシング機能は、ダメージ毛の保護に極めて有効である
- 仕上げに冷風を当てることでキューティクルを引き締め、ツヤとまとまりを生み出す
- 日頃から髪の保湿を行いキューティクルを整えておくことが、トラブル時の被害軽減につながる
- 無理に引っ張ったりクシを通したりすることは、切れ毛や抜け毛の直接的原因となる
- 正しい知識と手順さえあれば、髪を切ることなくトラブル前の状態までリカバリーできる









