くるくるドライヤーで巻き髪を完全マスター!プロが教える基本テクニック

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「くるくるドライヤーで巻き髪を作りたいけど、うまくカールがつかない」「すぐにカールが取れてしまう」とお悩みではありませんか?ヘアアイロンやコテとは違い、ブローしながらスタイリングできるのが「くるくるドライヤー(カールドライヤー)」の魅力ですが、その特性を理解していないと、美しいカールを作るのは難しいものです。この記事では、美容家電の専門家として、くるくるドライヤーを使った巻き髪の基本テクニックから、熱ダメージを防ぐ正しい準備、カールを長持ちさせる「冷風」の使い方、さらには製品選びの決め手となるアタッチメント、最新のイオン技術、ダイソン製品との違いまで、あなたの疑問をすべて解決します。正しい使い方をマスターすれば、サロンでブローしたような、ふんわりと艶のある巻き髪スタイルがご自宅で実現できますよ。

  • くるくるドライヤーで巻き髪を作る正しい手順と基本テクニック
  • 熱ダメージを防ぐスタイリング剤の適切な使い方とタイミング
  • カールを持続させる鍵となる「冷風(クールショット)」の活用術
  • 仕上がりを左右するアタッチメントの種類とイオン技術の違い
目次

くるくるドライヤーで巻き髪を成功させる基本テクニック

  • 準備が鍵!熱ダメージを防ぐスタイリング剤の使い方
  • 初心者向け「内巻きCカール」の簡単な作り方
  • 中級者向け「外ハネ・Sカール」で動きを出す方法
  • 根元ふんわり!ボリュームアップブラシ活用術
  • 巻き髪が取れない!「冷風」でスタイルを固定するコツ

準備が鍵!熱ダメージを防ぐスタイリング剤の使い方

くるくるドライヤーで巻き髪を作る際、多くの方が「髪を少し濡らした方がクセがつく」と誤解されていますが、これは最も避けたいNG行動です。髪が水分を含んだ状態で高温のブラシを当てると、髪内部の水分が100℃に近づくにつれ急速に蒸発し、蒸気が急膨張することで、髪の内部構造に気泡が形成される「バブルヘア」現象が生じます。これにより、キューティクルのみならず、髪全体が脆弱化し、乾いた髪に熱を当てるよりも深刻で不可逆的なダメージが発生します。

美しいカールと髪の健康を両立させる鍵は、スタイリング剤を使った「乾いた髪」への準備にあります。まず、カールローションやヒートプロテクト効果のあるスプレー、フォームなどを、カールをつけたい部分に適量塗布します。この時、髪がしっとりする程度に留め、びしょ濡れにはしないでください。

そして、ここからが最も重要なプロセスです。スタイリング剤をつけた後、すぐにブラシで巻くのではなく、一度ドライヤーの温風(またはくるくるドライヤーのノズル)で髪を完全に乾かします。スタイリング剤に含まれるヒートプロテクト成分(例:γ-ドコサラクトンなど)やカール保持成分は、髪が乾いた状態ではじめてその効果を最大限に発揮します。このひと手間が、熱ダメージを最小限に抑え、カールの持ちを格段に良くするのです。

水濡れ厳禁!熱ダメージの科学

毛髪は主にケラチンというタンパク質でできています。広島大学やミルボンなどの研究によれば、髪に熱が加わるとこのタンパク質が構造変化(熱変性)を起こし、硬くなったり、もろくなったりします。これが熱ダメージの正体です。特に「水分+熱」は、タンパク質を変性させやすいため、スタイリング剤が乾かないまま高温のブラシを当てるのは絶対に避けてください。

スタイリング剤の選び方にもコツがあります。オイル系のスタイリング剤は、髪の滑りを良くしすぎてしまい、くるくるドライヤーのブラシが髪をうまくキャッチできなくなることがあります。巻き髪を作る際は、適度なひっかかり(セット力)があり、熱から髪を守る「カールローション」や「ミストタイプ」のヒートプロテクト剤が最もおすすめです。

髪が完全に乾いたら、いよいよスタイリング開始です。この「乾いた状態から熱を加え、形を作る」というプロセスこそが、くるくるドライヤーを使いこなすための第一歩です。

初心者向け「内巻きCカール」の簡単な作り方

くるくるドライヤーを使った最も基本的なスタイルが、毛先の「内巻きCカール」です。このスタイルは、ボブやミディアムヘアの方に特におすすめで、一気にまとまりと上品さを演出できます。使用するアタッチメントは、パナソニック製品であれば「太ロールブラシ」が最適です。

まず、髪全体を上下や左右に分け、内側の髪からスタイリングできるように「ブロッキング」します。髪の量が多いと内側まで熱が通りにくく、カールがつきにくくなるため、面倒でもこの作業は必ず行いましょう。ダッカールクリップなどで、スタイリングしない部分の髪を分けて留めておくと、作業効率が格段に上がります。

次に、カールをつけたい毛束(幅3〜5cm程度)を取ります。ここで、くるくるドライヤーならではのコツがあります。ヘアアイロンのように「挟む」力がないため、ブラシに髪をしっかりと巻きつける「テンション(張力)」が重要です。ドライヤーを持っていない方の手、いわゆる「添え手」を使って、毛束をブラシに優しく押し当てるようにして巻き付けます。毛先から1〜2回転させ、そのまま温風を5〜10秒ほど当てて熱を通します。

「添え手」でテンションをかける

くるくるドライヤーのブラシは、目が粗いモデルも多く、ただ髪の上を滑らせるだけではカールは作れません。成功の秘訣は「添え手」にあります。毛束をブラシに巻き付けたら、添え手で毛先を軽く引っ張りながら、髪とブラシが密着するようにテンションをかけます。この「張力」を保ったまま熱風を通すことで、クセがしっかりと伸び、美しいカールが形成されます。

いきなりロールブラシが難しく感じる方は、まず「ワイドブローブラシ」を使ってみてください。髪の根元から中間をとかしてツヤを出し、毛先だけ手首を返すように内側に入れるだけでも、自然な内巻きスタイルになりますよ。

熱が通ったら、次のステップである「冷風」での固定に移ります(詳しくは後述します)。これをブロッキングした各毛束で繰り返せば、まとまりのある内巻きCカールの完成です。特に顔周りの毛束は、少し前に引き出しながら巻くと、小顔効果も期待できます。

中級者向け「外ハネ・Sカール」で動きを出す方法

内巻きCカールに慣れてきたら、次は動きのある「外ハネ」や、より華やかな「Sカール」に挑戦してみましょう。これらのスタイルは、髪全体に立体感と軽やかさを与えてくれます。

「外ハネ」の作り方は、基本的に内巻きの逆の動作です。太ロールブラシやワイドブローブラシを使い、毛先を巻き込む際に、手首を内側ではなく「外側(後ろ方向)」に回転させます。肩にあたってハネやすいボブやミディアムヘアの方は、このテクニックを使うと、ハネを「活かした」おしゃれなスタイルに仕上がります。特に襟足の部分をキュッと外ハネにすると、首元がすっきりとして見えます。

「Sカール」で毛流れを作る方法は、この内巻きと外巻きを組み合わせた応用テクニックです。顔周りの毛束から始め、最初の毛束を「外巻き(リバースカール)」にし、その隣の毛束を「内巻き(フォワードカール)」、さらにその次を「外巻き」…というように、交互に巻いていきます。これにより、髪全体が波打つような「毛流れ(サイドフロー)」が生まれ、美容室でブローしてもらったような立体感が出ます。

Sカールをより美しく見せるプロの技は、毛先だけでなく「根元」にもあります。スタイリングの最初にトップ(頭頂部)や分け目の根元を立ち上げておきましょう。根元がふんわりすることで、中間から毛先のSカールが一層引き立ち、全体のシルエットが格段に良くなりますよ。

仕上げに、スタイリングスプレーを使う際は、上から吹き付けるのではなく、髪の内側から、または下からあおるように軽くスプレーします。美容師のテクニックでもあるこの方法は、髪の「動き」や「ふわっと感」をキープするのに効果的です。手ぐしでほぐす際も、カールを伸ばしきってしまわないよう、指先でカールを揺らす程度に留めましょう。

根元ふんわり!ボリュームアップブラシ活用術

巻き髪スタイルを美しく見せる上で、毛先のカールと同じくらい重要なのが「根元の立ち上がり」です。トップがぺたんと潰れていると、せっかく毛先を巻いてもバランスが悪く、疲れた印象を与えてしまいがちです。

ここで活躍するのが、パナソニック製品などに付属している「ボリュームアップブラシ」です。このアタッチメントは、細いコーム(櫛)が何列にも並んでいるのが特徴で、髪の根元に差し込み、短い髪の毛までしっかりとキャッチして立ち上げるために設計されています。

使い方は簡単です。まず、トップのボリュームを出したい部分(つむじ周りや分け目など)の毛束をブラシとは逆の方向に引き出します。次に、毛束の根元にボリュームアップブラシを髪の流れに逆らうように差し込みます。そのままドライヤーを持っていない方の「添え手」で毛束をブラシに固定し、根元に温風を3〜5秒当てます。この時、ブラシを少し持ち上げるようにテンションをかけるのがコツです。

そして、ここでも「冷風」が重要です。温風で立ち上がりのクセをつけたら、ブラシを差し込んだまま「冷風」に切り替え、さらに3〜5秒当てて根元の形をしっかり固定します。冷えたのを確認してから、ブラシをゆっくりと抜きます。これをトップの数カ所で行うだけで、頭全体のシルエットが驚くほどふんわりとします。

ボリュームアップブラシがない場合の裏ワザ

もしお使いのくるくるドライヤーにボリュームアップブラシが付属していない場合でも、諦める必要はありません。「太ロールブラシ」でも代用が可能です。分け目と逆方向に髪をとかし、ロールブラシで根元をすくい上げるようにして温風を当て、冷風で固定します。また、ブロッキングする際に、分け目をジグザグに取るだけでも、根元が立ち上がりやすくなる効果がありますよ。

この根元の立ち上げを最初に行っておくだけで、その後の巻き髪スタイリングの仕上がりが格段に変わります。ぜひ習慣にしてみてください。

巻き髪が取れない!「冷風」でスタイルを固定するコツ

「せっかく巻いても、すぐにカールが取れてしまう」というお悩みは、くるくるドライヤーユーザーから非常によく聞かれます。その原因のほとんどは、「冷風(クールショット)」機能を使っていないことにあります。

毛髪のスタイリングには、科学的な原理があります。髪は、温風で熱が加わると内部の水素結合が切れ、柔らかく変形しやすい状態になります。そして、その形は「冷える瞬間」に再結合し、固定されます。これは、熱い鉄が冷えると固まるのと同じ原理です。

多くの方は、温風でカールを作った後、髪がまだ熱い状態のままブラシから外してしまいます。これでは、髪が冷えて固まるまでの間に重力でカールが伸びてしまい、すぐにだらけたスタイルに戻ってしまうのです。

カール持続の絶対法則:「温めて形作り、冷やして固定」

美しい巻き髪を1日キープするための絶対的な法則です。

  1. 温める:ブラシに髪を巻き付け、温風を5〜10秒当ててしっかり熱を伝え、カールの形を作ります。(髪質が硬い方は少し長めに)
  2. 冷やすブラシを髪から外す前に、スイッチを「冷風(COOL)」に切り替えます。
  3. 固定する:そのままの形でさらに5〜10秒、髪が完全に冷えるまで冷風を当て続けます。手で触れてみて、熱さがなくなればOKです。
  4. 外す:髪が冷えたことを確認してから、そっとブラシを抜きます。

この「冷やす」工程こそが、カールを固定する上で最も重要なプロセスです。

このテクニックは、パナソニックのような高機能モデルはもちろん、テスコムやカシムラといった国内外で使用できるシンプルなモデルに搭載されている冷風機能でも同様に効果があります。すべてのカールを巻き終えたら、手ぐしで優しくほぐし、最後にキープスプレーを下から軽く吹きかければ、ふんわりとしたカールが格段に長持ちします。

くるくるドライヤーで巻き髪を作るための製品選びと応用

  • カールの大きさが変わる「ブラシ(アタッチメント)」の種類
  • 髪を潤す「ナノイー」など最新イオン技術とは?
  • ダイソン「Airwrap」は巻き髪にどう違う?
  • 海外旅行でも使える?海外対応モデルの選び方
  • 安全に使うための重要なお手入れ(フィルター掃除)

カールの大きさが変わる「ブラシ(アタッチメント)」の種類

くるくるドライヤーは、本体に付け替える「アタッチメント」によって、仕上がりが大きく変わるのが特徴です。特に巻き髪スタイルを目指す場合、どのブラシを選ぶかが非常に重要になります。

例えば、パナソニックの「くるくるドライヤー ナノケア」シリーズには、複数のアタッチメントが付属しています。「太ロールブラシ」は、その名の通りカールアレンジや毛流れを作るためのもので、巻き髪スタイルの主役です。一方で、「ワイドブローブラシ」は、髪のクセを伸ばしたり、毛先をまとめたりするストレートヘアやブローに適しています。さらに、「ボリュームアップブラシ」は、トップやサイドの根元を立ち上げることに特化しています。

一般的なロールブラシアイロン(コテ)と同様に、くるくるドライヤーのロールブラシも、ブラシの直径(太さ)によってカールの大きさが変わります。直径が太いほど(例:32mm以上)カールはゆるくふんわりと、細いほど(例:26mmや18mm)カールは強めにしっかりとかかります。普段使っているヘアアイロン(コテ)と同じ感覚のカールにしたい場合は、それよりもワンサイズ細めのロールブラシを選ぶと、ブローの特性上、近い仕上がりになりやすいという傾向もあります。

スクロールできます
アタッチメント名(例) 主な用途と機能
太ロールブラシ 巻き髪、Cカール、Sカールの作成。毛流れ付け。
ワイドブローブラシ ストレートブロー、クセ伸ばし、毛先のまとめ。
ボリュームアップブラシ 根元の立ち上げ、トップのふんわり感アップ。
サロンブローブラシ 美容室のブロー技術を再現。クセ伸ばしとまとめ髪。
ノズル 通常のドライヤーとして髪を乾かす。
ご自身の作りたいスタイルを明確にすることが大切です。「毛先のCカールと根元のボリューム」が欲しいなら「太ロールブラシ」と「ボリュームアップブラシ」が、「クセを伸ばす」のが最優先なら「サロンブローブラシ」や「ワイドブローブラシ」が充実したモデルを選ぶのが正解です。

髪を潤す「ナノイー」など最新イオン技術とは?

くるくるドライヤーを選ぶ際、「マイナスイオン」や「ナノイー」といったイオン技術も重要な比較ポイントです。どちらも髪に良い影響を与えますが、そのメカニズムと主な効果には違いがあります。

「マイナスイオン」は、テスコムやカシムラなど、多くのメーカーの製品に搭載されている基本的な機能です。マイナスイオンの主な役割は、髪の表面に発生したプラスの静電気を中和すること。これにより、髪の広がりやパサつきを抑え、まとまりを良くする効果が期待できます。ブローによる摩擦ダメージや静電気を気にする方、コストを抑えつつまとまりを重視する方におすすめです。

一方、「ナノイー」(高浸透ナノイー)は、パナソニック独自の先進技術です。ナノイーの最大の特徴は、一般的なマイナスイオンの約1,000倍(体積比)もの水分量を含む微細なイオンであること。この水分たっぷりのイオンが、キューティクルのわずかな隙間から髪の「内側」にまで浸透し、うるおいを補給します。これにより、髪の水分バランスを整え、ドライ後の髪の状態を改善し、摩擦ダメージを軽減する効果が期待できます。ただし、ナノイーそのものが熱による蛋白質変性を直接的に防ぐわけではなく、むしろ髪の健全性を維持することで相対的なダメージ軽減に貢献すると言えます。パナソニック製品の多くは、本体の「イオンチャージパネル」を握ることで、髪にナノイーが付着しやすくなる仕組みも採用しています。

イオン技術の選び方

  • マイナスイオン:髪の「表面」に作用し、静電気を抑えてまとまりを良くする。
  • ナノイー:髪の「内部」に水分を補給し、うるおいを保ち、熱ダメージを抑制する。

巻き髪スタイリングによる熱ダメージをより積極的にケアしたい、髪のパサつきが深刻、という方には「ナノイー」搭載モデルが、コストパフォーマンスとまとまりを重視する方には「マイナスイオン」搭載モデルが適していると言えるでしょう。どちらの技術も、髪を乾かすというよりは「スタイリングの質を高める」ための付加機能と捉えるのが適切です。

ダイソン「Airwrap」は巻き髪にどう違う?

くるくるドライヤーのカテゴリーにおいて、ダイソンの「Airwrap(エアラップ)」は非常にユニークな存在です。一般的なモデルと何が決定的に違うのか、それは「巻き髪を作る原理」そのものです。

パナソニックやテスコムなどのくるくるドライヤーが、ブラシの形状と熱によって髪にカールをつける(例えるなら「ホットカーラー」に近い)のに対し、ダイソン Airwrapは「コアンダ効果」という空気力学の原理を利用します。これは、高速・高圧の気流が物体の表面に沿って流れ、周囲の空気を引き寄せる現象です。Airwrapは、この力を使って髪の毛を自動的にカーラー(アタッチメント)に巻き付けます。

最大のメリットは、髪が自動で巻き付くため、不器用な方でも簡単に均一なカールを作れる点です。また、従来のホットツールと比べて相対的に低い温度で操作でき、気流の力を活用するため、熱ダメージを相対的に軽減できる特性があります。ただし、完全に乾いた髪ではコアンダ効果が十分に機能しないため、半乾きから軽く湿った髪の状態での使用が最適です。

ダイソン Airwrapの注意点

一方で、デメリットもあります。まず、非常に高価格であること。また、一般的なモデルに比べて本体が大きく重い傾向があり、独特の操作感に慣れが必要です。さらに、風の力で巻き付ける特性上、強すぎるカールや、根元のピンポイントな立ち上げは、従来のブラシ型の方が得意な場合もあります。「ブローしながらまとめる」というよりは、「気流でカールを作る」という、全く新しいジャンルの製品と理解するのが良いでしょう。

熱ダメージをとにかく避けたい、最新技術でスタイリングを楽しみたい、という方にはAirwrapが魅力的です。一方、従来のブロー感覚でCカールや根元の立ち上げを重視するなら、パナソニックなどのブラシ型が適しています。

海外旅行でも使える?海外対応モデルの選び方

旅行や出張で海外に行く際、普段使っているくるくるドライヤーを持っていきたいと考える方は多いでしょう。しかし、ここで注意が必要なのが「電圧」です。

日本の電圧は100Vですが、海外の多くの国(例:ヨーロッパ、アジア諸国、アメリカ)は110V〜240Vと、日本より高い電圧を採用しています。日本国内専用(100V専用)の製品を海外のコンセントに差し込むと、過剰な電流が流れて即座に故障するだけでなく、発熱・発火の危険があり、絶対にやってはいけません。

そこで便利なのが「海外対応モデル」です。これらの製品は、本体に電圧の切替スイッチ(例:「100-120V」と「200-240V」)が付いているか、あるいは「AC100-240V」のように幅広い電圧に自動で対応する機能(自動電圧切替)を備えています。テスコムやカシムラといったメーカーは、比較的安価でコンパクトな海外対応モデルを多く販売しています。

海外対応モデルを選ぶ際のチェックリスト

  1. 対応電圧:「AC100-240V」の自動切替、または手動切替スイッチがあるか。
  2. 消費電力:ホテルの洗面所などで使用制限(例:1200Wまで)がある場合も。消費電力が低めのモデル(例:700W程度)が安心です。
  3. プラグ形状:電圧が対応していても、コンセントの「形」が国によって異なります。別途、行先の国に合わせた「変換プラグ」の準備が必須です。
  4. 機能:海外対応モデルは、安全性を優先し、イオン機能やアタッチメントの種類がシンプルなものが多いです。

パナソニックの「ナノイー」搭載モデルやダイソン製品の多くは、日本国内専用(100V)であり、海外では使用できません(変圧器の使用もメーカー非推奨です)。旅行用に割り切って、カシムラなどのシンプルで安価な海外対応モデルを1台持っておくと非常に便利です。

安全に使うための重要なお手入れ(フィルター掃除)

くるくるドライヤーは、その手軽さから日々活躍するアイテムですが、安全に長く使い続けるためには、見落としがちな「お手入れ」、特に「フィルター掃除」が不可欠です。

くるくるドライヤーも、通常のドライヤーと同様に、本体後部などの「吸い込み口」から空気を吸い込み、ヒーターで温めてからブラシ部分の「吹き出し口」へ送風しています。この吸い込み口にあるフィルターには、空気中のホコリや髪の毛が時間とともに蓄積していきます。

フィルターが目詰まりすると、吸い込む空気の量が減り、風量が著しく低下します。風量が落ちると、内部のヒーターが適切に冷却されなくなり、異常な高温になる危険性があります。これが続くと、スタイリングがうまくいかないだけでなく、本体の故障や、最悪の場合は発煙・発火といった火災事故につながる可能性もあるのです。(出典:国民生活センターの注意喚起など)

月に一度はフィルターチェックを

安全のため、月に一度は必ず電源プラグをコンセントから抜いた状態で、吸い込み口のフィルターを確認してください。ダイソンの「Airwrap」のようにフィルター掃除の時期を知らせるLED(白色点滅)を備えた機種もありますが、多くの製品はご自身での点検が必要です。ホコリが溜まっていたら、掃除機で吸い取るか、使い古しの歯ブラシなどで優しくこすり落としてください。

「最近、風が弱くなったな」「本体が妙に熱くなる」と感じたら、それは故障ではなくフィルター詰まりのサインかもしれません。お手入れひとつで、買った当初の風量が戻り、安全に使えるようになりますよ。

国内で正規に販売されている美容家電は、電気用品安全法(PSE)の基準を満たしていますが、その安全は日々の正しい使用とメンテナンスによって支えられています。大切な髪と安全な毎日のために、定期的なお手入れを習慣にしましょう。

総括:くるくるドライヤーで巻き髪をマスターし、自信あふれる一日を

この記事のまとめです。

  • くるくるドライヤーは、ブローとスタイリングを同時に行う家電である
  • 巻き髪を作るには、主に「太ロールブラシ」アタッチメントを使用する
  • スタイリング前には、必ずカールローションやヒートプロテクト剤を使用する
  • 熱ダメージは、毛髪内部のタンパク質が構造変化することで発生する
  • スタイリング剤は、塗布後に一度乾かしてから熱を加えるのが正しい手順である
  • 髪が濡れたままや、スタイリング剤が乾かないまま熱を当ててはならない
  • 基本的な「内巻きCカール」は、毛束をブラシに巻き付け、熱を当てて作る
  • 「外ハネ」は、内巻きと逆にブラシを外側へ回転させて作る
  • 「Sカール」は、内巻きと外巻きを交互に繰り返すことで毛流れを作る
  • 「ボリュームアップブラシ」は、根元を立ち上げ、ふんわりさせるのに特化している
  • 巻き髪の持続力を高める鍵は「冷風(クールショット)」機能である
  • 熱を加えてカールを作った後、ブラシから離す前に冷風を当てて固定する
  • この「熱で形作り、冷風で固定する」プロセスが、水素結合を安定させる
  • パナソニックの「ナノイー」技術は、髪内部に水分を補給し、熱ダメージを抑制する
  • 一般的な「マイナスイオン」は、主に静電気を抑え、髪の広がりをまとめる
  • ダイソン「Airwrap」は、熱ではなく「コアンダ効果」という気流で髪を巻き取る
  • 海外で使用するには「AC100-240V」対応の海外兼用モデルが必要である
  • 安全と性能維持のため、吸い込み口のフィルター掃除は定期的に行う必要がある
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この記事を書いた人

家電好きなブロガー。
ドライヤーの機能や使い方を、みんなにわかりやすくお届けします。

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