テスコムのドライヤーは壊れやすい?寿命を延ばす秘訣と故障原因を解説

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高い風量とコストパフォーマンスで知られるテスコムのドライヤーですが、ネット上では「壊れやすい」という声を目にすることもあります。毎日使う美容家電だからこそ、その耐久性や寿命については正しく知っておきたいものです。

本記事では、美容家電のエキスパートとしての視点から、テスコムのドライヤーが壊れやすいと言われる理由を科学的・構造的に分析します。寿命の目安や故障の前兆、さらには愛機を長持ちさせるための専門的なメンテナンス方法まで詳しく解説します。

この記事を読むことで、故障の不安を解消し、安全で効果的なヘアケアを長く楽しむための知識が身につくはずです。

この記事のポイント

  • テスコム製品の寿命の目安と故障の主な原因がわかります
  • 異音や匂いなど、故障のサインを見極める方法を解説します
  • プロが教えるメンテナンスで製品の耐久性を向上させられます
  • 修理と買い替えの判断基準と最新の長寿命モデルを紹介します
目次

テスコムのドライヤーは壊れやすい?故障の原因と寿命を徹底解説

  • テスコムのドライヤーが壊れやすいと言われる背景
  • 一般的なドライヤーの寿命とテスコム製品の耐久性
  • 故障のサイン?異音や焦げ臭い匂いがした時の対処法
  • コードの断線や根元の接触不良を防ぐ正しい扱い方
  • 吸込口のほこり詰まりが故障を引き起こすメカニズム

テスコムのドライヤーが壊れやすいと言われる背景

テスコムのドライヤーが壊れやすいと言われる背景

テスコムのドライヤーが一部で「壊れやすい」と囁かれる背景には、皮肉なことにその圧倒的な市場シェアと普及率が関係しています。テスコムは家庭用ドライヤーの国内出荷台数において常にトップクラスを占めており、特にサロン向けブランド「Nobby」は全国の美容室の約7割で採用されている実績があります。

利用者が非常に多いため、必然的に故障に関する報告数も他のマイナーブランドより目立ってしまうという「分母の大きさ」が主な要因と言えます。

また、テスコムの家庭用ラインナップは非常にリーズナブルな価格帯から用意されており、ヘアケア初心者でも手に取りやすいのが魅力です。しかし、安価なモデルは構造がシンプルである反面、過酷な使用環境下では上位機種ほどの堅牢性を備えていない場合もあります。

特に、プロ仕様の耐久性を期待して家庭用エントリーモデルを家族全員で酷使した場合、期待よりも早く寿命が来たように感じることがあるのです。

「壊れやすい」という噂は、実は人気の裏返しでもあります。多くの人が使っているからこそ、トラブルの声も届きやすくなるんですね。

さらに、テスコムのドライヤーは風量が非常に強く設計されているモデルが多いことも特徴です。大風量を実現するためにはモーターを高速回転させる必要があり、吸込口からの埃や髪の毛の吸い込みが他の製品以上に故障のリスクを高める要因となります。

強力なスペックを維持するためには、適切なケアが不可欠であるという点が、壊れやすいという印象に繋がっている可能性があります。

一般的なドライヤーの寿命とテスコム製品の耐久性

一般的なドライヤーの寿命とテスコム製品の耐久性

ドライヤーという家電の寿命は、一般的に内部モーターの耐久時間で換算されます。テスコムを含む多くの家庭用ドライヤーで使用されているDCモーターの寿命は、約400時間から500時間程度が一般的です。

これを1日の使用時間に当てはめると、家族で毎日合計15分から20分使用した場合で、約3年から4年が平均的な寿命の目安となります。

テスコムの家庭用ドライヤーもこの業界標準に準拠しており、他社製品と比較して特別に寿命が短いということはありません。むしろ、2025年現在の最新モデルでは、寿命を大幅に向上させたBLDCモーター(ブラシレスDCモーター)を採用した機種が増えています。このモーターは摩耗部品である「ブラシ」がないため、従来のモーターの数倍の耐久性を誇り、家庭での使用なら10年以上持つ計算になることもあります。

一方で、耐久性には「使用環境」が大きく影響します。湿気の多い脱衣所に常に置かれている場合、内部の基板やモーターに微細なサビが発生しやすくなります。テスコム製品は厳しい品質管理試験を経て出荷されていますが、日本の高温多湿な環境下で酷使されるドライヤーにとって、4年という歳月は人間で言えばかなりの高齢にあたります。

もし3年以上使用していて風力が弱まったり、異変を感じたりした場合は、物理的な寿命が近づいていると判断するのが賢明です。

故障のサイン?異音や焦げ臭い匂いがした時の対処法

故障のサイン?異音や焦げ臭い匂いがした時の対処法

ドライヤーを使用中に「いつもと違う」と感じた時、それは製品からの重要な警告サインかもしれません。最も多い異常の一つが、電源を入れた瞬間に発生する「キュルキュル」という高い音や「ガタガタ」という振動です。

これはモーターの軸受け部分の摩耗や、ファンの変形、あるいは吸い込まれた異物がファンに接触している可能性を示唆しています。放置すると内部で部品が破損し、火花が散る恐れもあるため、異音を感じたら直ちに使用を中止してください。

また、「焦げ臭い匂い」も頻繁に報告されるトラブルです。新品の使い始めにわずかにプラスチックの焼けるような匂いがするのは、内部のヒーターが安定するまでの正常な現象である場合が多いですが、数ヶ月から数年使っている中での異臭は危険信号です。多くの場合、吸込口や吹出口に蓄積した埃がヒーターの熱で焼けているか、あるいは内部の配線が異常発熱して被覆が溶けている可能性があります。

さらに、使用中に突然電源が落ち、しばらくするとまた動くようになるという現象も注意が必要です。これは多くのテスコム製品に搭載されている「サーモスタット(過昇防止装置)」が作動している状態で、本体内部が異常に高温になっていることを示しています。

これは安全装置が正しく機能している証拠ですが、頻繁に作動するということは、フィルターが詰まっているか、内部に深刻なダメージがある証拠です。これらの前兆を見逃さず、事故を未然に防ぐことが重要です。

コードの断線や根元の接触不良を防ぐ正しい扱い方

コードの断線や根元の接触不良を防ぐ正しい扱い方

ドライヤーの故障原因の第1位とも言われるのが、電源コードの断線です。特にテスコムのようなハイパワーなドライヤーは、流れる電流(アンペア数)が大きいため、コードが傷つくと異常発熱や発火のリスクが非常に高くなります。

多くのユーザーが無意識に行ってしまう「本体にコードをぐるぐる巻きにする保管方法」は、実は最も故障を早める行為です。コードの根元に急な角度で負荷がかかり続けると、内部の銅線が一本ずつ切れ、最終的に接触不良を引き起こします。

コードの取り扱いには特に注意が必要です!

  • 本体にコードを巻き付けない
  • コードの根元を無理に曲げない
  • ねじれたまま使用しない
  • 引き抜く際はコードではなくプラグ本体を持つ

断線の兆候を確認するには、電源を入れた状態で、コードの根元を軽く動かしてみてください。風が止まったり、また動いたりする場合は、すでに内部で断線が始まっています。この状態で使い続けると、動いた瞬間に大きな負荷がかかり、根元から火花が噴き出す危険性があります。

テスコムの製品はコードの付け根に保護パーツ(ブッシュ)を備えていますが、物理的な無理な折り曲げには耐えきれません。

正しい保管方法は、コードを束ねる際に余裕を持たせ、根元に負担がかからないように「8の字」にまとめるか、コードを曲げずに吊り下げて保管することです。また、使用中にコードがねじれたままになっているのも良くありません。

ねじれは内部の線同士の摩擦を生み、被覆の劣化を早めます。ドライヤーを使う前には必ずコードのねじれをほどき、真っ直ぐな状態で使用する習慣をつけましょう。

吸込口のほこり詰まりが故障を引き起こすメカニズム

吸込口のほこり詰まりが故障を引き起こすメカニズム

テスコムのドライヤーが故障する「真の原因」の多くは、実は目に見える場所に隠されています。それが、本体後部にある「吸込口(フィルター)」の埃詰まりです。ドライヤーは、後方から空気を取り込み、内部のヒーターで温めて前方から送り出すという仕組みです。

吸込口が埃や髪の毛で塞がれると、必要な空気を取り込めなくなり、内部のヒーターが異常な高温に達してしまいます。

この過加熱状態が続くと、ドライヤー内部のプラスチック部品が歪んだり、モーターを冷却できなくなって焼き付きを起こしたりします。テスコムの製品には安全のために温度ヒューズが内蔵されていますが、一度ヒューズが飛んでしまうと、多くの場合は修理に出さない限り再始動できません。

つまり、埃詰まりを放置することは、自らドライヤーを強制終了へと追い込んでいるようなものなのです。

また、埃は湿気を吸い込みやすいため、詰まった状態で放置すると内部の電気回路に微細な水分を供給してしまうことにもなりかねません。これが基板のショートや腐食を招き、結果として「テスコムはすぐ壊れる」という評価に繋がってしまうケースも多々見受けられます。

特に洗面所は衣類の着脱やタオルの使用で、空気中に綿埃が非常に多い環境です。ドライヤーが空気を吸い込むパワーが強いほど、埃を集める力も強くなります。故障を防ぐためには、メカニズムを理解した上での予防策が、何よりも優先されるべきなのです。

テスコムのドライヤーを壊れやすい状態から守るメンテナンス術

  • プロも実践する本体とフィルターの簡単掃除方法
  • 故障を防ぎ髪を守る適切な温度設定と風量の使い分け
  • 修理か買い替えか?保証期間とアフターサービス活用
  • 長持ちさせたい人向け!最新の高耐久おすすめモデル
  • 電気用品安全法に基づいた安全な使用と保管のルール

プロも実践する本体とフィルターの簡単掃除方法

プロも実践する本体とフィルターの簡単掃除方法

テスコムのドライヤーを長持ちさせるための最重要課題は、前述した「埃の除去」です。美容室で使用されるNobbyブランドのドライヤーは、フィルター交換が簡単に行えるよう設計されていますが、家庭用モデルでも定期的な掃除は欠かせません。

理想的な頻度は月に1回、毎日家族で使用している場合は2週間に1回が目安です。掃除の基本は、吸込口に付着した埃を、乾いた歯ブラシや掃除機で優しく取り除くことです。

フィルター掃除の正しい手順

  1. 電源プラグを抜き、本体が冷めていることを確認する。
  2. 吸込口の網目(メッシュ部)に付いた埃を、掃除機で外側から吸い取る。
  3. 取りきれない汚れは、乾いた歯ブラシで優しくかき出し、再度掃除機で吸う。
  4. 吹出口の格子部分に詰まった髪の毛などをピンセット等で取り除く。

掃除の際の注意点として、埃を内部に押し込まないように気をつけてください。ブラシで強く擦りすぎると、細かい埃が網目を通り抜けてヒーター付近まで侵入してしまいます。掃除機のノズルを吸込口に垂直に当て、外側から吸い出すのが最も効果的です。また、整髪料がついた手でドライヤーを触ると、油分がプラスチックを劣化させたり、隙間から内部に入り込んでベタつきの原因になったりします。中性洗剤を薄めた液を布に含ませ、固く絞ってから本体を拭き、最後に乾拭きをしてください。

故障を防ぎ髪を守る適切な温度設定と風量の使い分け

故障を防ぎ髪を守る適切な温度設定と風量の使い分け

テスコムのドライヤーの多くには、風量切り替えや温度調節の機能が備わっています。これらを適切に使い分けることは、ドライヤー本体への負荷を分散し、結果として寿命を延ばすことにも寄与します。

例えば、常に「最大風量・最高温度」で長時間使用し続けると、内部のヒーターとモーターには最大級のストレスがかかります。髪の毛が8割程度乾いたら、温度を下げたり風量を弱めたりすることで、冷却時間を稼ぎながら仕上げることが可能です。

「冷風仕上げ」が本体の寿命も延ばす理由ヘアドライの最後に「冷風(COOL)」を30秒ほど使うと、髪のキューティクルが整うだけでなく、本体内部の余熱が強制的に排出され、ヒーターや周辺部品の熱劣化を抑えることができます。

また、最新のテスコム製品に搭載されている「プロテクトイオン」や「スカルプモード」などの機能を活用するのもおすすめです。これらのモードは、過度な熱ダメージを防ぐために最適な温度制御を行っており、本体がオーバーヒートするリスクも低減されています。

髪に優しい設定は、実はドライヤーそのものにも優しい設定であると言えます。自分の髪の状態に合わせてモードを細かく切り替える習慣は、美容と家電の長寿命化を両立させる賢い選択となるでしょう。

修理か買い替えか?保証期間とアフターサービス活用

修理か買い替えか?保証期間とアフターサービス活用

テスコムのドライヤーが万が一故障してしまった際、まず確認すべきは保証期間です。通常、購入から1年間のメーカー保証が付帯しています。この期間内の正常な使用範囲での故障であれば、無償修理や交換の対象となるため、レシートや保証書は必ず保管しておきましょう。

テスコムは国内メーカーであるため、アフターサービスの体制も整っており、公式サイトからの修理申し込みもスムーズに行えます。

しかし、購入から3年以上が経過している場合、修理と買い替えのどちらが経済的かは慎重に判断する必要があります。一般的に、ドライヤーの修理費用は技術料と部品代、さらに往復の送料を合わせると、5,000円から8,000円程度かかることが多いです。

エントリーモデルであれば新品を買った方が安上がりになるケースがほとんどです。

判断の基準となるのは「購入価格」と「使用年数」です。

  • 修理を推奨: 1.5万円を超える高価格帯モデル、購入から1〜2年以内、愛着のある特定機能付きモデル。
  • 買い替えを推奨: 5,000円以下のモデル、購入から3年以上経過、最新の速乾・ヘアケア機能を試したい場合。

2025年現在、数年前のモデルと比較して速乾性や静音性が飛躍的に向上した新製品が続々と登場しています。無理に修理を繰り返すよりも、最新機種へ乗り換えることが結果的に満足度を高めることに繋がります。

長持ちさせたい人向け!最新の高耐久おすすめモデル

長持ちさせたい人向け!最新の高耐久おすすめモデル

「テスコムのドライヤーが好きだけれど、できるだけ長く使い続けたい」という方に向け、2025年現在の最新ラインナップから、特に耐久性と性能のバランスに優れたモデルを紹介します。

スクロールできます
モデル名 主な特徴 期待できる耐久性
Nobby by TESCOM NIB500A プロ仕様のDCモーター搭載、サロンの堅牢設計 高い(プロ基準のスイッチ・コード)
Speedom TID2400B 業界トップクラスの大風量、軽量設計 標準的(家庭用トップモデル)
Nobby by TESCOM NIB300A BLDCモーター採用、超寿命・超軽量 非常に高い(理論上1万時間)

筆頭に挙がるのが、最新のBLDCモーター搭載モデルです。従来のモーターは約500時間の寿命が一般的でしたが、BLDCモーターはその20倍近く、約10,000時間の稼働が可能とされています。これは毎日10分間使っても、理論上は150年以上使える計算になります(実際には他の電子部品が寿命を決めますが)。

さらに、フィルターのメンテナンス性にこだわった「高性能フィルター」採用機種であれば、工具なしで簡単に取り外して水洗いできるため、埃詰まりによる故障を物理的に防ぎやすくなります。

耐久性を重視するなら、単なる価格の安さだけでなく、こうした「長持ちさせるための仕組み」が備わったモデルを選ぶことが、賢い美容家電選びの真髄です。

電気用品安全法に基づいた安全な使用と保管のルール

電気用品安全法に基づいた安全な使用と保管のルール

ドライヤーは消費電力が1200Wを超えることも珍しくない、非常に高出力な電熱器具です。そのため、日本国内で販売されるテスコム製品には、電気用品安全法に基づいた「PSEマーク」が表示されており、厳しい安全基準をクリアしています。

しかし、どんなに優れた安全設計でも、誤った使い方をすれば故障や事故を招きます。

特に注意したいのが、コンセントの「単独使用」です。壁のコンセントではなく、複数の家電を繋いだ延長コードやテーブルタップから電源を取ると、許容電流を超えてタップが異常発熱したり、ドライヤーへの電力供給が不安定になって故障を誘発したりすることがあります。

テスコムのハイパワーモデルの性能を100%引き出し、かつ安全に使うためには、必ず壁のコンセントに直接差し込んで使用することが推奨されています。

最後に、保管時の安全についてです。ドライヤーを使い終わった直後に、可燃性の高いもの(タオルやカーテンなど)の近くに置かないようにしましょう。また、電源プラグをコンセントに差し込んだままにすることは、雷サージによる故障や、万が一の誤作動による事故を防ぐために推奨されません。

使い終わったらプラグを抜き、正しく束ねて乾燥した場所に保管する。この基本の徹底こそが、製品を壊さないための最大の防御となります。

総括:テスコムのドライヤーは壊れやすいという誤解を解き正しく付き合う方法

この記事のまとめです。

  • テスコムのドライヤーは市場シェアが非常に高いため故障の報告も目につきやすい
  • 一般的な寿命は3〜4年であり他社製品と比較して壊れやすいわけではない
  • サロンシェアNo.1のNobbyブランドの技術が家庭用にも活かされている
  • 焦げ臭い匂いや異音は内部の埃詰まりや異常発熱のサインである
  • コードを本体に巻き付ける保管方法は断線による故障を最も早める原因となる
  • 月に一度の吸込口(フィルター)の掃除が寿命を延ばす最大のポイントである
  • 使用後の30秒間の冷風運転が内部部品の熱劣化を防ぐために有効である
  • コンセントからの単独給電が安定した動作と安全性の確保に不可欠である
  • BLDCモーター搭載モデルを選べば従来比で飛躍的に耐久性が向上する
  • 修理費用が新品価格の半分を超える場合は最新機種への買い替えが経済的である
  • 2025年現在の最新モデルは速乾性とヘアケア機能が高度に両立されている
  • 湿気の多い場所での保管は内部基板の腐食やショートのリスクを高める
  • 延長コードの使用は電圧低下を招きモーターに過度な負荷をかける
  • PSEマークの付いた日本国内正規品を正しい手順で使用することが基本である
  • 適切なメンテナンスを習慣化すれば5年以上愛用することも十分に可能である
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この記事を書いた人

家電好きなブロガー。
ドライヤーの機能や使い方を、みんなにわかりやすくお届けします。

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